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更新:14.4.18

第4回技術研修会

実施日 :2014年3月30日(日)
実施場所:百丈岩
参加者 :参加者 24名   委員 12名

 神戸登山研修所の人工壁を使って「アルパインクライミングでの確保」をテーマに実施した。
午前中は雨のため、室内で研修を実施。午後からは雨が上がったので屋外の人工壁にて訓集を
実施した。

技術委員会 岩田修一


            第4回登山技術研修会レポート

 

【日時】 平成26年3月30日(日) AM9時~PM4時

【場所】 神戸登山研修所

【主催】 大阪府山岳連盟 技術委員会

【内容】 「確保について」をテーマに以下の項目を中心に研修

  各種確保方法

  ロープの伸び

  確保器具検証

 

参加者25名、講師は12名で、参加者はアルパインクライミングの習得技術レベルや経験を問わない幅広い募集での研修会であった。

 天候は朝から強い雨のため、午前中は屋内での実施となり、5名5班に分け各班講師2名態勢で屋内の梁に設けられたボルトを利用して確保の検証等を行った。

 今回、第3班の班員として石田、和田両氏よりご教授いただいた。

 まず、装備のチェックから始まり、デイジーチェーンの注意やチェストハーネスを装着していなければ落下したとき頭部が天地逆になるということを実証し、推奨意義を示してもらった。

確保器具ATC、ルベルソを使用した正しい確保方法を確認し、よく見受けられる間違った使用方法で確保を行うとどうなるかなど、机上論や口頭での注意で終止する誤使用について、実証体験をとおして危険性の認識が得られた。ボディービレイでは、肩、腰を使って衝撃荷重を実体験した。グリップビレイの危険性、ムンターヒッチ、ATCでの折り返しビレイ方法など幅広く基本的なことも行った。

 

       

 

 今回の研修は、確保の基本的なことから、確保技術に対する各個人や山岳会の見解や経験、新しい知見など忌憚なく述べ、討論と実地検分が出来る場となった。

 また、この様な研修会でしか出来ない試みとして、アルパイン確保で“日頃しない”、“してはいけない”を試すことが出来る機会でもあった。ただ、フィールドではうろ覚えでの技術の使用は危険で、必ず確実に習得した技術を使うことを講師より念押しされた。

 昼からは天候の回復により、屋外の人工壁での確保練習を行った。

確保の練習確認として1ピッチであるが、リード、フォローを交代で行った。講師からは「時間がかかりすぎ」との指摘を受ける。マルチピッチの練習をもっと積むようにとのアドバイスがあった。

その後、実際に人が落ちた場合の衝撃を確認するために、人口壁から講師の方が落ちて肩でのボディービレイを体験した。ビレイヤーの身体が飛び上がり、ロープが身体を締め付ける衝撃を痛感した。

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の全体まとめでは、雪稜、沢などでボディービレイを使用する事が多々あり、その時にロープを流して衝撃を弱める制動確保をすることが大切とのこと。また、アルパインでは支点が貧弱な場合があり、ロープを流すことや、岩の浮き、残置ハーケンの使用についても注意する必要があるとのことであった。

これらの技術は直ぐにできるものではなく、練習が必要とのことであり、今回のような研修会を利用して安全な環境で習得していきたいと感じた。   

(遭対委員会 稲葉博則)

      

 



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