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猿ヶ馬場山 山行報告 |
記 鎌倉征三
日本三百名山中登山道がなく残雪期のみに登られる山であると知られている猿ヶ馬場山に挑戦して念願が叶えられました。梅雨の中休みの遅いこの時期に登れるか不安であったが、豪雪地と今年の雪の多さにも助けられて案ずるよりも産むが易の感で達成出来た。 4日の土曜日の夕方出発をして高速を乗り継ぎ東海北陸自動車道白川郷ICを降りて白川村萩町の登山口に向かう。以前山仲間とこの近くの三方岩岳、三方崩山に登った時以来の再訪である。ナビにセットした萩町駐車場は民家の真ん中であってテントが張れる場所ではないので適当な場所を探す。5時閉めの解放のトイレのある白川郷「みだしま公園」臨時駐車場があったのでこの場所を借りてテント泊をした。 翌5日4時起きで朝食を済まして登山口に向かう。ネットで調べた萩町明善寺横の登山口を地図を頼りに進んで行くとどうにか登山口のゲートの手前に行き着き手前に駐車スペースがあったので停めて出発をする。 登山口のゲートを過ぎてから九十九折の林道の分岐は赤のリボンの目印を頼りに登って行った。登り始めて1時間余りで右側からの大きな林道(宮谷林道)に合流して進む。宮谷第一徒渉地点で広い林道は終点であったが杣道の様な登山道は続いていた。荒れた道を登って行くと10分位で2回目の徒渉がある。 往路の際は二人とも気付かずに通り過ぎたのであるがワサビ田跡を過ぎてひたすら登って行くと2回目の徒渉地点から1時間余りで帰雲山裾野林道分岐点に到達する。ここから先、西に向かって帰雲山を巻いて北側の裾野を道を塞ぐ倒木を跨いだり潜ったりして進む。しばらく進んでから一寸失敗をしてしまう。 猿ヶ馬場山の位置のGPSの入力を間違えており違う方向を示しているため帰雲山裾野の分岐点まで引き返し30〜40分余りロスをしてしまう。地図を再確認して磁石を再度、猿ヶ馬場山山頂に合わせて再度西に向かって進む。 帰雲山裾野の緩やかな下りから登り始めた頃に残雪が現れ始めて道を隠す様になって来てシラビソの木立の中を縫って帰りの目印をつけながら歩き易い残雪の中を進んで行くと小高いピークに「保安林」黄色い岐阜県の猿ヶ馬場山のプレートが置いてあるに到着する。娘とここが山頂かなと相談をする。 この場所には山名板も一つもなく一帯は平坦で山頂を特定しぬくくてまだ西方が少し高くてのでどうも山頂ではないようであった。 猿ヶ馬場山の位置のメモをGPSの入力して確かめると山頂は西方約300mの地点を示しているのでこれを目指して多少ある薮漕ぎをして行くとこのピークから約15分で山名板が掲げられている山頂に到着する。 山頂からはシラビソ林の中と梅雨の中休みで遠方はモヤって展望には得られなかった。帰路目印を回収しながら帰雲山の裾野から猿ヶ馬場山を振り返り振り返り山容を見なががら下山する。途中東京八王子市からのガイド登山らしい4〜5名のパーティーと出会う。下山後改装された平瀬温泉「しらずみの湯」で汗を流して気持ち良く帰路に付く。 |
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