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パーソナルクライミングチーム

◆1/8(土)

 集合後、高速では問題なく計画どおり美濃戸に到着。美濃戸高原やまのこ村の駐車場にテント設営。 すぐ就寝となる。があまりの寒さに全く仮眠できていないメンバーがほとんど。ちなみに駐車場での幕営料金は徴収なしで駐車場代のみ小屋の主人に支払い(前日に連絡済)。

 起床後各自朝食をとり、テント撤収。 共同装備を振り分け出発。 美濃戸山荘から南沢コースへ。トレースがはっきりついており、また雪は少なくトレース脇の雪は膝下でトレース上の道には岩が見えていました。 コースに入って1時間あまりで治山工事がありコースが変更されていましたが、その後もテープを確認しながら進みます。

 ラッセル練習では、ピッケルでバランスを取りながら一人15Mほど前進しては次の人と交代しながら進んで行きます 膝くらいの雪でそれほど多くなくてもバランスをとるのが難しかったです。 行者小屋では20数張りほどのテントが見られました。トイレは行者小屋のものを利用。

  ここで明日の天候を考え、本日赤岳登頂に計画変更。行者小屋近くにテント設営後、文三郎道へ。 傾斜の強い尾根を登り、中間部では鉄階段をあがっていきますが、雪が少ないので鎖や階段がよく見えていました。快晴のため分岐からも風や寒さがそれほど気にはならず、目の前に富士山、そして振り返れば南アルプスや北アルプスが見渡される最高のロケーションの中、赤岳を目指しました。

 赤岳頂上後、地蔵ノ頭まではやはり雪が少なく岩が露出しているところがあり、アイゼンを引っ掛けないように注意しながら歩き、地蔵尾根でも急な斜面をアイゼンワークを確実に下っていきました。  急峻な岩稜をすぎたところでスノーバーの使用方法についてコーチから指導。
 雪面に刺す角度やスリングをひいてのスノーバーの固定を各自行ったところでスタンディングアックスビレイの練習。 落ち役のメンバーを確保する際、すぐに停めずに少しロープを流しながら停めなければいけないという点がよくわかった。

 テント生活では、整理整頓に努めスペースの確保を行い、炊事や就寝が手早くできるように皆で協力することができました。水分を含むものはすべて凍ってしまうので、コンタクトレンズなど必要なものを就寝時にシュラフやポケットの中にいれておかなくてはならないことがよくわかりました。

 

 

 

◆1/9(月)

 起床後、朝食を済ませテント撤収後にザックを小屋の前に置いたまま空身で中岳沢へ。
中腹の岩稜を越えたところから滑落停止の練習。停止時は足をあげてアイゼンが引っかからないようにすることや、足をやや開け気味にすることで雪を挟み込むことなどに注意し、滑落停止を繰り返しながら下っていきました

 行者小屋からはやはりトレースがあり、前日の陽気のせいかさらに雪が少なくなっており、岩が露出し一部ではアイスバーン状態になっていました 。時間短縮のため下山も南沢コースを利用
 途中川が凍っているところでアイスクライミングもどきを体験してみながら下山してきました 。また天候は下山とともに回復してきました
 やまのこ村着後は共同装備などの荷物を整理し、美濃戸口まで歩く登山者を車で追い越しながら一路温泉場に向かいました

 赤岳コースタイム

1/7(土)

1/8()

1/9(月)曇晴

2005天王寺発

0140やまのこ村着
0200テント設営◆就寝
0430起床
  朝食◆テント撤収
0605やまのこ村発
0618美濃戸山荘から南沢へ
0848ラッセル練習
0925ラッセル練習終了
0945行者小屋着
   テント設営
1050行者小屋発
1215文三郎分岐
1255赤岳
1346地蔵ノ頭
1411スタンディングアクスビレイ練習
1535行者小屋着

0430起床
0615テント撤収
0655行者小屋発
   中岳沢で滑落停止練習
0840行者小屋着
0850行者小屋発(南沢コース)
1110
美濃戸山荘
1120やまのこ村着
   入浴(樅の木荘)
1905天王寺着◆解散

   

(記: 朴 尚美)

1月7日(土)天王寺MIO駐車場前20:00集合出発(車2台遠藤さん、有永コーチ)

1月8日(日)美濃戸やまのこ村駐車場着2:30 テント2張りで仮眠

       南沢で雪道でのキックステップ、新雪ラッセルを練習しながら行者小屋へ  

       テント設営3張り A班3人用(遠藤、和田)B班4人用(朴、日下部、

                 長村、山本)C班4人用(有永、中村、大前)

       微風快晴リーダーの判断で赤岳登頂を目指す、文三郎尾根を通って赤岳山

       頂へ傾斜の強くなったところからアイゼン着用、中岳からの合流点あたり

       の尾根道から風が少し強まる5m位、岩場はしごを登って山頂へ360度

       のパノラマを満喫する。

       赤岳頂上山荘から急傾斜の尾根を下って赤岳展望荘へアイゼン、ピッケル

       の使い方を練習、地蔵の頭から地蔵尾根を通って行者小屋へ下山。途中の

       急斜面でスタンディングビレー、スノーバーでの確保練習を行う。

       行者小屋テントでA班C班が合流、B班の2つのテントに別れて食事。

       食事後各班テントで就寝。―18度かなり寒かった。

1月9日(祝)朝食後テントを撤収、荷物を置いて中岳沢へ、1時間くらい登ったところ

       の急傾斜で滑り落ちながら滑落停止を連続して練習し行者小屋へ降りる。

       南沢経由駐車場へ下山。もみの湯入浴後帰路につく天王寺18:30解散

 

雪道での歩行

 雪質や道の状態をよく見て、キックステップでトレースを潰さぬよう、靴のトレッド利かしてバランスよく歩く(手や肩のリードで歩くなんば歩きを教わる)、ピッケルやストックを有効に利用する、手が凍らぬよう時々ピッケルを持ち替える。

 

◆ラッセル

 大股で足を外から回しこんで雪を踏みしめる、ピッケルや手のリードでバランスをとり素早く次の一歩を外から回しこんで踏み出す、うまく出来るとトレースがはの字になる。息が切れたところで横にどいて先頭を交代最後尾につく、パーティーに女性や小柄な人がいる場合歩幅を少し小さくする、ラッセルの時もナンバ歩きが有効です。

 

◆アイゼン歩行

 雪面にフラットに足を置き、凍っている場合はより強く踏みしめアイゼンの爪を利かす、アイゼンの歯を反対の足に引っ掛けぬように少しがに股で足を並行に置く、斜面の角度や進む方向によって、足の向き、体重のかけ方を変える、ピッケルを使ってバランス良く歩く。急な上りは前爪を蹴り込む、岩場では、前爪を利かし靴の踵を上げないようにする、下りでは、斜面から逃げずに、ピッケルを前につき膝を曲げ拇指球に体重をかけてバランスをとる。ピッケルを打ち込んで抜けなくなったときは、柄を横に振って抜く、岩や斜面に横に足を置くときは、斜面から逃げずに爪が外れぬようフラットに置く。

 

◆滑落停止

 素早く反転して、脇を締めピッケルのブレードを雪面に強く打ち込む、膝を曲げアイゼンが雪面に引っかからぬようにし、膝を開き膝でもブレーキをかけて止める。今回は足が下にした時のみ練習したが、あたまがしたのときや、横に転がったとき等、様々な場合の練習が必要です。咄嗟に反応できるまで繰り返し練習しなければなりません。

 

◆スタンディングビレー

 足場をしっかり踏み固める、ピッケルの首にスリングをガースヒッチで止め柄を根方まで埋め込む、スリングにカラビナをかけロープを通す、スリングを両足で踏みしっかりとしたスタンスで立つ、肩絡みで体をまっすぐに保ち、引きずられぬように肩、背中、腰のカラビナ、スリングのカラビナの摩擦を使って止める。

 

◆スノーバー

 今回、3種類のスノーバーで練習しました(断面がT型、L型、スリングが真ん中、端に付くもの)、それぞれの特徴がありセットの仕方が異なります、雪面をしっかり踏み固めて、スノーバーを斜面に食い込むようセットする、スリングを引いてスノーバーが立ち上がるようだと角度が立ちすぎている、もっと寝かしてスリングを下に引いて雪面に潜り込むようにしっかり固定する、もう1本スリングをかけ伸ばし、確保支点とする。

 

◆テント

 ♦設営地点を選び大きめに踏み固める、♦強風を想定し、必ず一人はテント本体テント袋からてをはなさぬようにしてテントを組み立てる、♦4隅に穴を掘り、竹ペグを埋め、テントの外張りをしっかり固定する。♦入るときは雪をブラシで払い雪をもちこまぬようにする。♦銀マットを敷きエアーマットを敷く、各自の荷物はその上に整理する、♦テント内では出来るだけ動きまわらぬようにする、♦移動するときは声をかけ肩などにつかまり、コンロなどにつまずいたりしないようにする、♦各自の場所ができれば、水を作る、雪袋にきれいなところの雪を詰める、♦夕食、朝食、行動中の水の量を計算し、コンロで水を作る、♦次の日の分の水は、テルモスとポリタンに入れ凍らぬよう包んで保温する。♦食事などコンロの使用中は、一人がコッヘルの柄を離さぬように確保する、♦換気も忘れぬよう注意する、♦狭い空間なので、お互い声を掛け合い、物を渡しあったりして、やけどや火事などの事故を起こさぬように気をつける。このほか、♦靴をはいて朝食を用意するなど、
時間短縮と安全向上のための長い経験から導かれたノウハウを山のようにたくさん教えていただきました。

 

 この度は、赤岳が素晴らしい天気で微笑んでくれて、楽しい山行でした。天候の激変や小さなミスが遭難につながるのが冬山です、有永コーチに教えていただいたことをしっかり身につけ、安全な登山を心がけたいと思います。

 リーダーの遠藤さん本当にいろいろ御苦労さまでした、メンバーの皆様、計画の遅れでちょっとゴタゴタしましたが、皆さんのお陰でチームワークもよく、事故も大きなけがもなく、無事に登山を終了することできました。本当にありがとうございました。

 

(記 : 和田)

1月9日 前日とは打って変わって夜半からの曇天と多少の降雪、更には
      前日よりも気温が上昇、降雨の可能性も勘案し、2日目の予定を
      変更。
      朝6時出発、雪上訓練(ビレイ、滑落停止)後テント撤収予定を
      変更し、まずテント撤収とパッキングを完了して8時空荷、アイゼン、
      ピッケルでテントサイトを出発、滑落停止訓練のため中岳に向かう
      谷筋に入った。
      曇天で時折風が吹く中、1時間ほど滑落停止訓練に使える急な
      坂を求めて登高。 この時期まだ積雪が少なくブッシュが十分雪に
      隠れていないため適当な斜面が見つからず、仕方なくラッセル
      された登山道を使って訓練を開始。
      各自1〜2本滑落停止姿勢を有永指導員に評価◆指導頂き、その後
      登ってきた坂をテントサイトに向かって滑りながら滑落停止の練習を
      続け、坂が緩慢になった地点で訓練終了、テントサイトへ向かった。
      テントサイト着8時40分。パッキングが完了しているため各自、捕食
      水分補給などを行い、9時丁度にアイゼンを付けたまま美濃戸口に
      向け下山開始。
      途中、淵が重なる川筋が氷結していたためこの場所で氷上でのアイゼン
      の使い方を20分程度練習。
      淵をすぎてしばらく過ぎたところでアイゼンを外し雪上を下る。
      アイゼン有り、無しは有永指導員の意図で異なる雪質での歩行をメンバー
      に経験させるためであり、確かに下山途中の雪は低温の雪、氷、砂混じり
      の雪と局面を変え最終の美濃戸口へ到着する11時20分まで変化の
      ある雪質上の歩行を経験することができた。

(記 : 大前)


冬山訓練◆赤岳  k 

8日は天気もよく、風も強くなくて、歩きやすい日でした。
歩行中に、ラッセルやスタンディングアックスビレイの練習をしたり、また、最終日に滑落停止の練習などしました。その他、歩行、ピッケルの使い方、テント生活、様々な場面で指導を受けて、大変実りのある山行でした。
有永様、ご参加の皆様、どうもありがとうございました。

よろしければ他の画像をご覧下さい。

http://picasaweb.google.com/113132026280821824821/2012189?authkey=Gv1sRgCKXomqy4hoqKeg#

(画像提供:K)



 YAMA

有永コーチ様、参加者の皆様、この度はありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。

−25度を想定して心構えしていましたが、風もなく夜も快適に
眠れました。

初日は晴天で、最高のパノラマに感動しっぱなしでした。

いろんなご指導を受け、下山途中にはプチアイスクライミング?体験も
させて頂きとても充実した山行でした。


(記:YAMA)

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