自然保護委員会 ネイチャーハイキング 111回「高尾山・高安山」 07.3.26


2/4(日)ネィチャーハイキング(大阪50山)高尾山・高安山

第111回ネイチャーハイキング
2月4日(日)、好天に恵まれ、絶好のハイキング日和のなか、
自然史・歴史に思いを馳せながら、雑木林の自然を楽しみ
高尾山から高安山まで縦走しました。

大阪50山シリーズ 第一回「高尾山・高安山」

「行程」
近鉄堅下駅9:00〜鐸比古鐸比売(ぬでひこぬでひめ)神社9:55〜高尾山創造の森(きぼうの道)〜11:00〜11:30高尾山信貴変電所〜12:10恩智越〜12:50高安山展望台(昼食)13:40〜13:50気象レーダー〜14:00高安山三角点〜14:15〜高安城倉庫址14:20〜立石越14:40〜14:00近鉄服部川駅(解散)

鐸比古鐸比売神社(大県神社)で直接参加者と合流。受付、挨拶、行程説明など意思疎通を図り、高尾山創造の森に入る。

エノキ、ケヤキ、ムクノキの大木やコナラ、クヌギ、アベマキ、などよく整備が行き届いた森だ。その林床に今が盛りと花をつけたスイセンの群生は見事だ。

ここは古墳群で知られた地、歴史愛好家にとっても興味深い山、柴田氏の説明にも熱が入る。数回の歴史解説に耳を傾け、さほど皆さん疲れることなく高尾山三等三角点の頂に立つ。眺望は抜群、眼下に大和川と石川の合流点が光る。大和葛城、金剛、岩湧と広がる山並の景観は残念ながら霞んでみえない。

車道を避け雑木林の中を抜け、トイレの関係で高安山まで休憩無しで頑張り、遅めの昼食弁当をとる。
日溜りでの昼食弁当は里山ならではの楽しみ。高安山の三角点を探し当て、奈良県側に500m下り、高安城倉庫址経て立石越の道を滑らないよう足元に気を配り無事全員下山する。

最低齢者5歳の宮武さんの息子さんと、最高齢者87歳の辻村さんの頑張りが目立った存在だった。

参加者:男子11名、女子18名、幼児1名、計30名、
    岳連関係者:男子9名、女子2名 計11名、
    合計:41名
(CL)井原、(SL)寺本、(歴史担当)柴田、(植物担当)石水、(受付)河原、森岡、(その他応援)足立、山田(悟)、原田、満田。宮武


鐸比古鐸比売神社(大県神社)で直接参加者と合流。受付、挨拶、行程説明など行いました。
「希望の道」を少し登ると、大和川と石川の合流する大和平野が眼下に広がる。
希望の道。その林床に今が盛りと花をつけたスイセンの群生は見事だ。
あまりの美しさに、しばし立ち止まる。
「きらんそう」の可憐な花も見つけました。 「あおもじ」、蕾ふくらむ、というところです。
古墳跡。 このあたりは大阪でも一番古墳跡の多い地域のようです。
恩地峠も越えました
高安山気象レーダ。白村江の戦い後、唐の侵略に備えて、天智天皇が建てた高安城跡にある。
高安山三角点。全く見晴らしのない雑木林の中にありました。
高安山から少し奈良側に下ったところに、高安山倉庫跡があります。ここで全員集合記念撮影。
記念撮影した場所の立派な石の標識
下山後、服部川駅付近から撮った高安山。
白く見える点は、高安山気象レーダ



高尾山・高安山 の 雑 木 林
生駒山系になぜナラガシワの木が多いのか?アベマキ、クヌギなど広葉樹が多く、
金剛山地などと違いスギ、ヒノキの人工林やアカマツがなぜ少ないのか?なぜ
外来種のダイオウショウやテーダマツが山中に植林されたのか?生駒に秘めら
れた里山としての自然史に迫りながら、雑木林の自然観察を楽しめます。






その他シロダモ・ヤブニッケイ・アラカシなどの常緑樹も混生している。
アオモジが多く観られたのと、生駒山と同じくナラガシワが観られ、
六甲や金剛山系との違いが見られる。
高尾山はクヌギ・アベマキが優占、高安山はコナラ優占の雑木林のようです。


現在のような地形は、およそ100万年前より新しい時代にできました。
生駒山系の大阪側には、断層があり、そのため大阪側が急で奈良側は緩やかで棚田が広がりあり豊かな田園風景が見られます。
 それに比べ大阪側は急峻で、スギ、ヒノキは育ち難く、農地としての適正を欠き、花卉造りを余儀なくしたのではないでしょうか?春には山里に植えられた花木が花を咲かせ赤・黄・ピンクに山腹が染まる様は見事です。
 ナラガシワはクヌギ・アベマキ・コナラがなどに比べると分布が限られており、主に西南日本にみられます。
ドングリの表面にはビロード状の毛がうっすらと被っているので見分けられます。大きな葉はカシワに似ていますが、長い葉柄があるので区別がつきます。生駒山系に多く見られるのはカシワ餅の葉の代用として使われたと村の長老が語っておられます。

                                        (石水 記)



第111回ネイチャーハイキング  高尾山・高安山縦走路で見かけた植物
高尾山はクヌギ・アベマキ優占、高安山はコナラ優占形の雑木林のようである。
六甲や金剛山のようにコバノミツバツツジが殆んどみられない。モチツツジが多く、
高尾山〜高安山の間でアオモジが蕾をつけているのを多く見かけたのが印象的でした。
その他昨秋の下見の時タカノツメコブラの落ち葉を見かけたので追記として挙げておきます。

記録日:2007年2月4日  記録者:大原様(一般参加)

整理番号 植物名 見頃 見かけた主な場所 備 考
1 センダン 実★ 高尾山(創造の森)きぼうの道入り口
2 アラカシ 高尾山(創造の森)きぼうの道入り口 株多い
3 ナナミノキ(名札) 高尾山(創造の森) 株立ち
4 カエデ  高尾山(創造の森)
5 ムクノキ 高尾山(創造の森)
6 コナラ 高尾山(創造の森)
7 ヤマザクラ 高尾山(創造の森) 株立ちの大木
8 日本水仙 花☆ 高尾山(創造の森) ミニ水仙郷の感じ
(群落している)
9 キランソウ 花☆ 高尾山(創造の森) 暖冬異変か?
10 サクラ(ソメイヨシノ) 高尾山(創造の森)
11 クヌギ 高尾山奥の宮入口〜高尾山頂 株多い
12 ノイバラ 高尾山奥の宮入口〜高尾山頂
13 ヒサカキ 高尾山奥の宮入口〜高尾山頂
14 モチツツジ 高尾山山頂 株特に多い
15 シャシャンボ 高尾山山頂
16 クヌギ 高尾山山頂
17 アベマキ 高尾山山頂〜変電所
18 ネズミサシ? 高尾山山頂〜変電所
19 ヤブツバキ 高尾山山頂〜変電所
20 ヒサカキ 高尾山山頂〜変電所
21 ニワトコ 変電所〜環状自然歩道入り口
22 ウバメガシ 変電所〜環状自然歩道入り口
23 リョウブ 高安墓地・恩地越え手前 群集
24 ネズミモチ 環状自然歩道入り口〜ケーブル駅
25 クヌギ ケーブル駅〜信貴山分岐
26 ヤマザクラ ケーブル駅〜信貴山分岐(開運橋)
27 コナラ 高安山三角点
28 ヤマザクラ 高安山三角点
29 リョウブ 高安山三角点
30 イヌツゲ 高安山三角点
31 アカマツ 信貴山分岐〜高安山城倉庫跡
32 リョウブ 信貴山分岐〜高安山城倉庫跡
33 コナラ 信貴山分岐〜高安山城倉庫跡
34 ソヨゴ 信貴山分岐〜高安山城倉庫跡
35 ヒノキ 信貴山分岐〜高安山城倉庫跡 ヒノキ林
36 ヒサカキ 信貴山分岐〜高安山城倉庫跡
37 アオモジ 高安山城倉庫跡 高尾山〜変電所間にも
アオモジあり
38 ヤマザクラ 立石越〜服部川(あずまや)
39 カエデ  立石越〜服部川(あずまや) 株多い
40 ナラガシワ 立石越〜服部川(あずまや)
41 エノキ 立石越〜服部川
42 アキニレ 立石越〜服部川
43 ツルウメモドキ 実★ 立石越〜服部川
44 ツバキ(赤) 花☆ 立石越〜服部川
45 ヤブラン 立石越〜服部川
46 ツバキ(白) 花☆ 立石越〜服部川(不動院入口)
47 ケヤキ 服部川八幡神社




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