平成26年度沢レスキュー講習会報告

山での事故発生では、要救助者を安全な場所へ移動させ、応急処置、救助要請または自力搬送救出と一連の流れになりますが、沢での特徴として現場の状況が複雑で、搬出やヘリの接近が困難な場合が多々あります。そのような状況に陥った場合、自分たちで救助する事となります。

技術を身につけて、もしもの事態に備えるために今回レスキュー講習会が行われました。

 

【日時】平成2676日(日)

【場所】六甲山系 蓬山峡

【参加者】24名   【スタッフ】7名

【内容】要救助者を安全な場所へ移動させる為の、自分たちで救助する為の

    アンカー設置、斜張り、1/3システム、事故発生からのシミュレーション等

    

    9:00 有馬口駅集合

    9:40 蓬山峡で挨拶、講習内容、注意事項説明

    10:00 基本的なレスキューロープワークの実習

       アンカー作り

立木を利用した確保支点の作成実習

1/3システム作成実習

       11:30  沢に入り石八の作成実習

    12:15 休憩

    12:45  昼からはシミュレーション

       基本コースと上級コースに分かれ実施

       (基本コース)

  徒渉でトップが流された場合を想定して、ビレイヤーがロープをたぐり寄せる

操作方法の説明と実習

  2班に分かれ、腕を負傷した要救助者が自力歩行可能な状態を想定して沢で確保

しながらの補助搬送。

(上級コース)

  滝の上から懸垂下降を行い、石八で支点を作成、斜張りし吊り下げを行う実践

       最後に急斜面で立木を利用し素早く下降する“横取り制動”の見本

    16:00 講習終了

  

曇時々雨の天候でしたが、参加者皆さんのご協力により無事終えることが出来ました。

石八や滝上部からの斜張りなど沢特有のレスキュー方法が有りました。 使う状況にならないようにするのが一番ですが、練習を重ね万一の場合に備えていつでも使えるようにすることが肝要と思われます。

   

      
石八の作成 激流徒渉でのビレイ
要救助者の介助搬送 斜張りでの搬送

 

 (大阪府山岳連盟遭難対策委員会 稲葉博則