新型コロナウイルス感染拡大に伴う、大阪府独自指標『大阪モデル』で非常事態を示す「赤信号」の再点灯を受け、登山・スポーツクライミング愛好者の皆様に、改めて感染拡大防止に向けてご理解とご協力をいただくようお願いいたします。
誰もが、気付かない間に感染してしまう可能性があるのです。ご家族はじめ仲間を守るため、またこれ以上医療従事者の方々へ負担を掛けないためにも『7つのエチケット』を守って『山でコロナをゼッタイにうつさない! うつらない!』意識を高め、慎重な行動をお願いいたします。
<7つのエチケット~そのポイント> コロナウイルス感染防止夏山ガイドライン2022(PDF)
- 平素より体調管理に気をお配りください!
- 平素より体温チェックなどされ、活動当日家を出る際には、平熱(個人差があります)であることをご確認ください。
- 熱があるのはもちろんのこと、咳が出る、体がだるいなど、少しでも体調が優れない時は活動を中止して安静にし、必要に応じて医療機関にご相談ください。
- 帰宅後も体調管理を忘れずに行い、万一感染が判明したら、同行者などにも連絡して、注意を促してください。
- 感染防止3点セットを忘れずに携行ください!
- マスク(+収納袋)、 アルコール消毒剤、密閉袋、を忘れずにお持ちください。
- マスクは不織布を推奨します。また予備も用意しておきましょう。
- 消毒剤は、エタノール濃度70%以上を推奨。有効期限に注意ください。
- 密閉袋はチャック付きで、フリーザーパックなどを推奨します。
- 目からの感染機会を減らすサングラスなど活用しましょう。
- テーブルや用具を拭くウエットティシュも便利です。
- 活動中に出たゴミは、密閉袋に入れてお持ち帰りください。
- 手洗い、消毒を徹底し、感染拡大の機会を減らしましょう!
- 飲用水を余分に持参し、その水でマメに手洗いしましょう。
- 手が洗える流水があれば、その場で極力手を洗いましょう。
- アルコール消毒剤で手指消毒を徹底しましょう。
- 共有部分(ハシゴ、手すり)や共同装備に触れた後、食事の前、トイレの後、小屋への出入り時などは特に念入りに!
- 消毒剤による手指消毒の前に、流水で手洗いすると効果的です。
- 消毒剤は、エタノール濃度70%以上を推奨。有効期限に注意ください。
- 密にならない行動をしましょう!
- 活動中は他の方と距離を取り、密を防ぎましょう。
- 2m以上離れることが望ましい、とされます。
- 先頭を歩く方は、いつも以上に後方に気を配り、安全を確認しながらパーティをリードください。
- 多くても1パーティ約10人を目安に、5人ずつ2班に分かれて行動することを推奨します。
- 例えば10人パーティの場合、全員がまとまって行動するのでなく、5人ずつ2班に分けるなど、密にならないような活動単位で行動しましょう。
- 特に休憩や食事、景観ポイントなどは密になりやすい状況になりますので注意が必要です。
- 仲間の車に乗り合う際も乗車人数に余裕をみて、密にならない環境に配慮しましょう。
- 行動中以外はマスクをしましょう!
- 行動中マスクを外していても、休憩時はマスクを着用しましょう。
- 行動中は熱中症に気を付けて、水分をいつもよりマメに補給しましょう。
- テント内や小屋・売店など建物内はもちろんですが、小屋の周辺など人が集まりやすいところでも、マスクを着用しましょう。
- 山小屋や売店などのルールがある場合は、それに従ってください。
- 寝る時も、マスクを着用して就寝してください。
- 特にテント泊の際は、食事中以外常にマスクを着用してください。
- 山小屋で、小屋のルールがある場合は、それに従ってください。
- 食事は個食で楽しみましょう!
- 共同料理を控え個食にしましょう。
- 共同で沸かしたお湯を分け合うなり、メニューを工夫しましょう。
- 屋外の場合、特に風下にいる方へ配慮して、食事をしましょう。
- 向かい合っての食事は避けましょう。
- 山小屋や売店などのルールがある場合は、それに従ってください。
- テント泊ではテント内で食事せず、できるだけ外で食べましょう。
- 雨天時などは、テント内の換気に特に気を付けましょう。
- 宿泊時、山小屋はルールを確認し厳守!テントでは換気が大切です!
- 必ず事前に小屋のルールを確認し、厳守しましょう!
- 持ち込んだ個人のシュラフカバー等を寝具に敷くなど、山小屋ごとにルールが異なっています。
- マスク着用場所や、食事のルールなど、平時とは異なる場合があります。
- 営業自粛の小屋も増加しています。予約を済ませていても、直前に状況を確認しましょう!
- 新型コロナの感染状況によって、閉館を余儀なくされる場合があります。
- テント泊の方は、テント内を頻繁に換気するようにしましよう。
- テントは、使用推奨人数よりも余裕を持った広さのものを利用しましょう。
登山計画に、これら「新型コロナ感染症対策」を盛り込み仲間と共有しよう!
・難易度を落とし、十分な下調べと、無理のない計画を立てましょう。
・「誰と、どこに行くか」登山届は、イザという時のあなたと、家で待つ人の絆。必ず作成し地元警察等への提出と家族、知人へも渡しましょう。
2022年7月30日
(一社)大阪府山岳連盟 専務理事 石田英行