一般社団法人 大阪府山岳連盟
大阪府山岳連盟は、健全な登山の普及啓発に努め、登山を通じてスポーツの振興に寄与します。
技術に関する最新情報

2022 7月

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お役立ち情報:分類一覧

1年を通じて登山の知識や技術を学ぶ登山教室「山スクール」。 目的別に4クラスに分かれた、それぞれの活動レポートです。
初心者クラスに相当する「トレッキング1クラス」の活動レポートです。
初歩的な経験をされている「トレッキング2クラス」の活動レポートです。
アルパイン登山の基礎を学ぶ「アルパイン1クラス」の活動レポートです。
岩登り、雪山技術の習熟を目指す「アルパイン2クラス」の活動レポートです。

技術に関する最新情報

〈注意喚起〉一定の条件下でフォロアーのビレイ時に致命的な事故につながる危険性があります。

下記の条件下で、フォロアーの確保時にテンションがかかるとロープがロック、または反転する事例が発生しています。

①ダブルロープをシングルロープとして使用。

②テンションがかかった瞬間にビレイヤーがロープを手放している。

テンションがかかっている時にロープが反転するとテンションが抜けて致命的な事故につながる可能性があります。また、ロープスロット内でロープが交差するとロックしてしまいロープを動かすことが困難になります。

フォロアーのビレイ時は、ビレイヤーはロープを常に握っている事が重要です。また、本来ダブルロープをシングルロープとして使用する事自体も問題であります。

ルベルソ4による取り扱いについては、下記をご参照ください。(注意:他同機能の確保器でも同様です。)

技術遭対委員会

〈警告〉ロープ結び目の末端処理について注意ください。

懸垂下降の際2本のロープを フィギュアエイトノットで結束し、バックアップとして末端を結び目に折り返して入れる方法を誤り、結び目が解けて墜落する事故が相次いでいます

1999年松木沢、2004年6月谷川岳、そして我々にとって身近な不動岩でも同じ原因と思われる墜落事故が起きました。(事故者死亡のため真実は分かっていませ ん。)
フィギュアエイトノットのバックアップとして末端を結び目に入れる(目に手を入れる3Dエクストラパス)処理をする際に、通すべき部分(目)を誤ったことが原因と思われます。
折り返す方法そのものは間違いではありませんが、このように立て続けに事故が起きている現実からみて、間違えやすく事故につながる危険性が高い方法であると思わざるを得ませ ん。「目」を間違えて折り返して結び目が解けた事故はフィギュアエイトノットだけではな くオーバーハンドノットでも起きています。

遭対情報【警告】
イラスト:根岸真理

大阪岳連におきましても遭対・指導各委員会として、今後この方法を「使わない」「教え ない」旨、申し合わせが行われました。
もし、懸垂下降時に2本のロープ結束にフィギュアエイトノットあるいはオーバーハンド ノットを使用し、末端を結び目に折り返して入れる方法をバックアップとしている方がおら れましたら今後「使わない」「教えない」を徹底して頂くようお願いいたします。

尚、フィギュアエイトノットは2本のロープを結束する結び方としては不適切であるとする論文や実験事例等も発表されていますが、あくまでも誤った末端処理(バックアップ)による事故を防ぐために出した「緊急アピール」です。したがって特定の結び方を推奨したり逆に否定したりするものではありません。(文中の「末端」とは、2本のロープを結束した時の結び目に近い方の事を指します。)

(文責)遭難対策委員会
石田 英行