一般社団法人 大阪府山岳連盟
大阪府山岳連盟は、健全な登山の普及啓発に努め、登山を通じてスポーツの振興に寄与します。

登山を楽しく安全に

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お役立ち情報:分類一覧

大阪府山岳連盟が主催する講習や研修、またパーソナル山行などの活動報告です。
1年を通じて登山の知識や技術を学ぶ登山教室「山スクール」。 目的別に4クラスに分かれた、それぞれの活動レポートです。
初心者クラスに相当する「トレッキング1クラス」の活動レポートです。
初歩的な経験をされている「トレッキング2クラス」の活動レポートです。
アルパイン登山の基礎を学ぶ「アルパイン1クラス」の活動レポートです。
岩登り、雪山技術の習熟を目指す「アルパイン2クラス」の活動レポートです。

登山を楽しく安全に

11月24日に府岳連主催で開催した「パラ・クライミング体験会」にご協力いただいた、クライミングジムRock on The Beachより、パラクライミングの魅力を伝え、ボーダレス社会の実現を目指すクラウドファンディング開始のお知らせです。ぜひ、ご協力ください。

(一社)大阪府山岳連盟 パラクライミング体験会実施チーム

パラクライミング周知に挑戦!ボーダレスコンペと『奇跡』の3年ドキュメンタリーに!

DMG MORIアリーナで開催する境界を超えたボーダレスコンペ*と、過去3年間で目の当たりにした挑戦者の奇跡を、世界で活躍するTOUCH projectの協力を得て映像化。感動と挑戦のドキュメンタリーとしてパラクライミングの魅力を伝えます。

(*障がい者の有無、年齢、性別、経験、関係なく参加できるボーダーレスコンペ、2026年4月19日(日)DMG MORIアリーナにて開催予定)

Rock on The Beachの取り組みをぜひご覧ください。

クラウドファンディング(CAMPFIRE)

 

私たちの始まりは、一人の息子の「挑戦」でした。

3年前、私たちのクライミングジム「Rock on The Beach」は、視覚障害を持つ息子がクライミングと出会い、人生が大きく変わったことから始まりました。
クライミングを、一つの手段とした一歩踏み出せる場所でありたい。
「多くの人にクライミングの楽しさと、挑戦の喜びを届けたい。」
その一心で、皆様の温かいご支援を249名もの方からいただき、充実した場所を築くことができました。
オープン時のクラウドファンディングでご支援くださった皆様へ、心より感謝申し上げます。

あの日から3年、私たちのジムではほぼ毎月、障害の有無を問わず共に楽しむ交流型クライミングイベントを開催しています。(38回延べ800名。)
全国でも同様のイベントはありますが、拠点となるジムを持ち3年以上継続開催しています。
私たちのジムはただのスポーツ施設ではなく、人生に希望や変化をもたらす「挑戦の場」へと成長しています。

3年間で生まれた、数えきれないほどの「奇跡」

この3年間で、私たちは信じられないほどの「奇跡」を、数えきれないほど目の当たりにしてきました。
全盲のシニアの方が驚くほど体力をつけ、日常生活の質が向上したり、車いすユーザーの方がクライミングを通じて可動域を広げ、体幹を鍛えたり、大病を負い生還した子供達の言葉に表せない頑張りからの筋力アップ、クライミングの上達だけでなく、リハビリの重要性を知り頑張る力になる。
ここでは日々、前向きな変化が生まれています。
中には国内外の大会で活躍し、日本代表選手として世界の舞台に立つまでになった方もいます。

そして何より嬉しいのは、ジムの中で障害の有無を越えた自然な交流が生まれていることです。
パラクライマーの姿は、健常者にも大いなる刺激と感動、そして勇気を与えます。
健常者も障害者も、同じ壁に挑み、互いを認め合い、励ましあう。
そんな光景が、ここでは当たり前になっています。

しかし世界で輝く日本のパラクライミング、でも…

ご存じでしょうか?
日本のパラクライミングは、実は世界トップレベルなんです。
国別ランキングは世界第2位、男子は世界1位、女子も第4位と、世界に誇れる実績があります。
パラクライマーが登る壁は、健常者と同じです。

障害の有無を問わず共に挑むという、インクルーシブで素晴らしいスポーツです。
しかし、その魅力や選手の活躍は、まだまだ社会に十分に知られていません。
視覚障害の選手は登る際、ホールドの位置を伝える「サイトガイド」が必要です。
国内外の大会にガイドを帯同してもらうため、選手たちは遠征費を工面するなど並々ならぬ努力を重ねています。

恵まれた者たちだけが、参加できるものであってはならない。
しかし、世界大会で優勝し、タイトルを獲得しても、ほとんどニュースになることはありません。
私たちは、もっと多くの人に、パラクライミングの魅力と価値を伝え、正当な社会的評価を目指します。

『第二ステージ』

パラクライミングの「価値を知る」「体験する」「共に登る」イベント 選手だけでない、健常者の疑似体験を含めチャレンジする者、表舞台に立った選手達の次へのチャレンジへの葛藤、舞台に立つこと目標に努力している者、様々な視点から人を映すドキュメンタリー制作、拡散を目指します。
「世界を丸く」をコンセプトに活躍されるプロジェクトチームの協力のもとクライマーですら、パラクライミングを知らない認知度の低さを変化させたい。

知ってもらうこと、健常者の体験で感じるもの、トップクライマーだけでない、「すごいなあ」で終わってしまう映像ではなく、チャレンジしようにつながるものにしたい。
応援者を増やしたい。
パラクライミングの支援者を増やしたい。…

実現したい事
① 日本を強豪国に押し上げた現役アスリート達の見えない努力、その環境を一歩でも前進させるため認知度を高めたい。
② これまでの3年間でジムが育んできた数えきれないほどの「奇跡」「ドラマ」の現実を伝え、「一歩踏み出す」後押しを強化させたい。

ぜひ、ご支援ください。

(クラウドファンディングページより抜粋)

河内長野市より、岩湧山の安全な登山道を維持し、美しい景観を保つ【岩湧の森 ガバメントクラウドファンディング開始】のお知らせです。ぜひご協力ください。

(一社)大阪府山岳連盟 自然環境委員会

10月6日(月)より岩湧の森ガバメントクラウドファンディング(GCF)が開始いたしました。

この取り組みは岩湧の森の登山道沿いの危険木を減らし、岩湧の森を訪れたみなさんが安心・安全にご利用いただける森づくりを目的としたものです。

ふるさとチョイスGCFのページ

市公式ホームページURL

プロジェクトオーナーお子様からシニア世代まで幅広い利用者に親しまれている、大阪の“ちょうどいい”低山「岩湧山」
大阪府内で唯一、新日本百名山に選定されているこの山では、現在、ナラ枯れなどの樹木の病気で枯死した大木などの危険木が登山者の安全を脅かしています
大阪平野や六甲山系を一望できる大パノラマや、秋のススキ草原など、岩湧山ならではの自然の魅力を、より多くの方に安全に楽しんでいただき、岩湧山が将来に渡って愛される山であり続けるため、地域住民・行政、そして応援いただけるみなさんが一丸となり、今回のプロジェクトで登山道沿いの危険木の処理などの対策を進めたいと考えています。みなさんの温かいご支援を、よろしくお願いします。

河内長野市×YAMAP

※今回のプロジェクトはクラウドファンディング型ふるさと納税です。控除上限額内の2 , 0 0 0 円を超える部分について、ふるさと納税制度と同じ手続きで所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

※ガバメントクラウドファンディング(GCF)とは、ふるさとチョイスがふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングのことです。地域の課題や取り組んでいるプロジェクトから寄附先を選ぶことができます。

ご不明な点がございましたら、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。

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河内長野市役所 都市環境安全局 地域資源循環部
自然資本活用課 林政グループ
nourin@city.kawachinagano.lg.jp
〒586-8501 大阪府河内長野市原町一丁目1番1号
TEL:(0721)53-1111  FAX:(0721)55-1435
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大阪府では、市街地から見渡せる生駒山系を屏風に見立て、府民と協働で花木や紅葉の美しい樹木を植えることにより、四季折々の花が咲き、次世代に残す大阪が誇るべき自然資源とすることを目標に、平成21年度1月「生駒山系花屏風構想」を発表し、企業・団体による里山保全活動、並びに、地域の団体やNPO等による植樹生駒花屏風活動として推進しています。

その一環として、11月8日(土)⽣駒⼭系花屏⾵ハイキングが開催されますのでご案内いたします。

今回は八尾市に位置する生駒山麓を、歴史解説などを聞きながら歩きます。クリーンハイキングを兼ねていますので、山地美化運動にもご協力ください。

〈基本情報〉

  • 実施日時:11月8日(土)9:00~13:00頃(受付:8:30~)
    • 雨天時対応:11月7日(金)午後5時更新の気象庁WEB天気予報で、11月8日(土)午前(6~12時)の大阪府における降水確率が 60%以上の場合は、中止します。
  • 受付場所:服部川8丁⽬公園(児童遊園) 
    • 八尾市服部川8丁目159
    • 近鉄服部川駅から徒歩約10分
    • 受付場所付近に駐車場はありません。公共交通機関でお越しください。

〈概要〉

  • コース:服部川8丁⽬公園(児童遊園)(受付・開会式場)⇒⽟祖神社・神⽴茶屋辻(歴史解説・ゴミ袋配付)⇒⽔吞地蔵尊・神⽴茶屋辻・愛宕塚古墳(歴史解説・花屏⾵活動解説・ゴミ回収)⇒しおんじやま古墳 (ゴール・歴史解説・⼤⽵バス停と服部川駅を案内)
  • 行事内容:参加記念品進呈
    • 山地美化活動(軍手、ごみ袋など支給):山地美化運動にご協力ください
    • 歴史解説:コース内の歴史スポットを開設します
    • 記念品抽選会:ゴールで、お楽しみ抽選会があります。
  • 持ち物:タオル、雨具、動きやすい服装、運動靴等(軽登山靴がお勧め)、飲物、軽食又はお弁当等
    • ゴール付近の広場でお弁当をお召し上がりいただけますので、レジャーシートがあれば便利です。
    • ゴール付近で飲食物の販売はありません。
  • 参加費:無料

〈お申込み要領〉

  • 定員:120名
  • お申込み:①参加者全員の氏名、年齢 ②代表者の連絡先を記載の上下記にてお申込みください。

〈その他〉

  • 留意事項
    • 本行事は保険に加入していますが、ゴール地点から解散後は保険対象外です。あらかじめご了承ください。
    • コースから離脱される場合は、必ずスタッフに伝えた上で、個人の責任でお帰りください。
    • ゴール付近には近鉄バス「大竹」停留所があり、山本駅前ゆき、東花園駅前ゆきが運行していますが、お帰りの手段を各自でご確認の上、ご参加ください。

 

  • 主催:生駒山系森づくりサポート協議会
    • 枚方市、交野市、寝屋川市、四條畷市、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市、大阪教育大学、公益財団法人大阪みどりのトラスト協会、大阪府森林組合三島支店、大阪府中部農と緑の総合事務所
  • 協力:(順不同)
    • 一般社団法人大阪府山岳連盟、大阪府民の森(指定管理者住友林業緑化株式会社)、神立水呑地蔵、田辺三菱製薬株式会社、ミズノ株式会社、⼋尾市観光ボランティアガイドの会、⼋尾市⽴しおんじやま古墳学習館(指定管理者 NPO法⼈ 楽古)、⼋尾⼭の会 
長野県のポスター

「登山届」の提出が義務になっている自治体・山域をご存じでしょうか。長野県の「登山計画書の届出状況等に関するアンケート調査結果」によりますと、届出義務化を知らなかった登山者が約25%を占めているとわかりました。

登山届は、登山者であるあなたと、あなたの周りにいる大切な方との絆です。あなたの足跡ともなりますので、義務である山域はもちろんのこと、義務に関わらず登山届を提出するようにしましょう。

入念な登山計画を立てましょう
登山は計画する段階から始まっています。対象山域の最新情報(山岳、気象、火山情報等)を入手し、入山中のリスクを回避できる、装備の準備やエスケープルートの確認などの対策を、前もって立てるようにしましょう。

仲間とも共有し、安全登山にお役立てください。

北アルプス・薬師岳の登山道にある「薬師峠キャンプ場」(通称「太郎平キャンプ場」)でテントと食料がクマに持ち去られる被害が19日にあり、このキャンプ場は20日から閉鎖されました。

薬師岳や立山室堂平周辺では、今月に入ってクマの目撃が相次いでいます。クマが人間の食べ物に執着している可能性がありますのでご注意ください。

(引用)クマがテントと食料持ち去り 薬師岳のキャンプ閉鎖 – NHK富山県のニュース

日常生活でもクマとの遭遇に緊張感が増す中、登山は私たちが自らクマの生息領域に足を踏み入れるということを自覚し、クマと遭遇しないように努めなければなりません。

クマの出没情報やクマ被害情報などは、官民織り交ぜ様々な情報が発せられていますが入山する山域自治体のホームページやメールによる問い合わせなど、公式な情報を入手し判断されることをお勧めします。

ご参考までに、長野県や上高地周辺での公式情報をご案内します。また、山渓オンラインのクマ事情はわかりやすく、ご一読されると良いでしょう。

<クマ目撃情報>

<クマ事情>

<環境省マニュアル(抜粋)>

<啓発チラシ>

登山計画にもクマ情報やクマ対策を盛り込み、パーティの仲間で共有しておきましょう。

一般社団法人松原市観光協会が主催する、松原市の3つの古社(チェックポイントは4か所)を巡りながら、ランタンフェスティバルに参加する催しのご案内です。

下記の要項をよくご覧になり、直接お申込みください。

  • 【コース想定】 約8km
  • 【開催日】2025年9月20日(土) / 9月22日(月)
  • 【主催】一般社団法人松原市観光協会
  • 【申込期限】2025年9月12日(金) 17:30まで
    • (メールもしくはFAX、Peatixにてお申し込みください)
  • 【費用】3,000円(大人・こども同額)
    • ウォーキングへの参加費用およびランタン打ち上げ参加費用が含まれます。
    • ランタンを複数名で1基ご購入いただく場合は、費用は人数割りとなります。
  • 【申込方法】①Peatix、②申込書をメール添付、もしくはFAXにて
    • 申し込み後、請求書を発行いたしますので定められた期日までにお振り込みください
    • 期日までに着金が確認できない場合、キャンセルとみなす場合もございます
  • 【特典】松原市内の飲食店・ショップで利用可能な「200円割引券」付!
    • 利用可能店舗は当日お渡しするマップに記載
  • 【参加年齢制限】 中学生以上で健脚の方
    • 16歳未満の方は大人同伴
  • 【募集人数】各日100名様(先着順)
  • 【同行・引率者】 無し
  • 【ランタン】お申し込み時に利用基数をお申し出ください
    • 最大4名様にて1基利用可
  • 【注意】交通ルールを守り安全なウォーキングを心がけましょう
    • 当イベント参加中に事故に見舞われた場合でも当協会による保険補償はございませんこと、あらかじめご了承ください。
    • 天候による開催可否は、当日の「まつばらランタンフェスティバル」開催状況によって決定いたします。
    • 昼食は各自にてお取りください。
  • 【参考】まつばランタンフェスティバル公式HP
    • 当フェスティバルの詳細内容はこちらのサイトでご確認ください
  • 【お申し込み・お問い合わせ】一般社団法人松原市観光協会(土日祝を除く09:00~17:30)
    • 〔住所〕〒580-8501 大阪府松原市阿保1-1-1(松原市役所6F)
    • 〔電話〕072-330-8201
    • 〔FAX〕072-330-8202
    • 〔メール〕info@matsubara-kank

詳細案内をよくお読みください(PDF)【詳細案内】松原史跡めぐり・光の祭典ランタンフェス

ちらし・お申込書はこちらです(PDF)【ちらし・申込書】松原史跡めぐり・光の祭典ランタンフェス

ダイヤモンドトレール北端部に位置し、万葉集にも登場する歴史豊かな里山、二上山。多くの人に愛されている二上山で、清掃活動をしながら登山を楽しむ「岳のぼり」というイベントがありますのでご案内いたします。参加者には抽選でプレゼントがあります。

尚、大阪府山岳連盟から、当日自然保護指導員が巡回しながら参加します。

詳しくは上記各市のHPをご確認ください。(市名をクリックすれば各市のHPへジャンプします)

「岳のぼりの歴史について」

毎年4月23日は二上山麓周辺地域の人々が「岳のぼり」と称して、二上山へ登る伝統的な行事があります。その歴史は古く、江戸時代に出版された「西国三十三所名所図会」という書物にも記されており、以前は山頂でごちそうを食べて新緑を楽しむ行事でしたが、現在は二上山美化促進協議会(葛城市・香芝市、太子町)主催の美化促進運動と重なり、清掃登山の目的も含み登るようになりました。(※葛城市HPより)

当日、多くのご参加をお待ちしています。

関西岩場環境整備ネット(KINet)より、両岩場付近に複数台の路上駐車に対し、警察による駐車違反取り締まりが実施されたと報告がありました。

路上駐車は交通違反です。

これまでにも生活道路の妨げになるなど深刻な問題に発展し、トラブルによって閉鎖された岩場は全国に数多くあります。

絶対に路上駐車や空地への不法侵入・駐車をおやめいただき、JRひめじ別所駅前の有料駐車場をご利用いただくか、JRのご利用を徹底くださいますようお願い致します。

遭対技術委員会

関西岩場環境整備ネット(KINet)2006年2月設立。関西周辺の岩場の環境整備(リボルトと清掃活動を中心としたボランティア活動)を目的として、組織の枠を越え、有志が集まった非営利活動を趣旨とするネットワークで、(一社)大阪府山岳連盟では、多くの会員がこの趣旨に賛同し、活動に協力しています。

長野県のポスター

「登山届」の提出が義務になっている自治体・山域をご存じでしょうか。先日、指定登山道(山間全域)で登山届が義務化されている長野県より「登山計画書の届出状況等に関するアンケート調査結果」が報告され、届出義務化を知らなかった登山者が約25%を占めているとわかりました。

登山届は、登山者であるあなたと、あなたの周りにいる大切な方との絆です。あなたの足跡ともなりますので、義務である山域はもちろんのこと、義務に関わらず登山届を提出するようにしましょう。

仲間とも共有し、安全登山にお役立てください。

当大阪府山岳連盟顧問青山千彰先生が基調講演を行う安全登山のための登山道を考える-減遭難問題と登山道法について-」のシンポジウムが開催されますのでご案内いたします。

<開催趣旨>

安全登山を考える上で、「登山道問題」は最重要課題であるが、広大な山域における様々な地権問題、整備・管理問題を抱えているため、取り組みが難しい研究領域である。
加えて、利用する登山者の能力と登山道とのリスク関係も、地形的特徴に伴う難易度判定が複雑なため、十分な研究がなされていないのが現状である。
登山道問題の研究は、幅広く5領域に分けられる。

① 登山道の法的解釈と整備・管理問題
② 登山道のグレーディング
③ 登山道上で発生する事故のメカニズム
④ 登山道での遭難事故数を減らす減遭難活動
⑤ 登山道周辺域の自然保護問題の研究、がある。

これらの研究において、①の登山道のあり方については、登山道法研究会が中心に大きな成果を出している。
②のグレーディングについては10県1山域に広がり、登山道の難易度を表す手法として定着した。
また、③の登山道で発生する転倒・滑落事故の特徴とその対策は、事故の予防に有効なトレーニング法を提案している。
最後に、④登山道上での事故の発生を量的に減らす減遭難運動も日本山岳・スポーツクライミング協会JMSCAを中心に全国的な運動を展開していることから、4領域が当シンポジウムの中心課題になり得ると判断した。
なお、⑤の登山道周辺域の自然保護に関しては、研究領域が広いため、当シンポジウムでは取り扱わないこととした。

<開催概要>

  • 日 時:2024年9月7日(土)、13:00~17:00(受付12:30~)
  • 場 所:東京 日本勤労者山岳連盟 事務所1階会議室
  • 開催形式:ハイブリッド(対面、Zoom併用)
  • プログラム:
    • 基調講演 
      青山千彰   安全登山から見た登山道問題の概観
    • 第1部 登山道のあり方、登山道法
      勝俣 隆   日米トレイル比較論〜アメリカのハイキング・トレイルに見られる特徴
      久保田賢次  登山道法研究会の現状と課題
      溝手康史   登山道の管理責任と登山道の形態
    • 第2部 登山道のグレーディング
      杉田浩康   登山道のグレーディングの現状と課題
    • 第3部 登山道における減遭難活動 
      齊藤篤司   中高年登山者の安全登山と山の歩き方(仮題)
      中川和道   登山道下山中の事故分析と転倒滑落停止研究会の活動
      大杖哲司   転倒事故防止と登山寿命延伸をめざす筋力トレーニングの効果
  • 参加申込:日本山岳SAR研究機構(IMSARJ)サイトよりお申込みください。
  • 最終期限:9月6日
  • 募集人員:会場50名、ZOOM70名(容量制限のため打ち切ることがあります)
  • 予稿集:講演予稿集はPDFファイルで作成し電子ファイルにて無料で事前配布します。
    • 冊子体をご希望の方は、会場にて1冊500円で販売いたします。