一般社団法人 大阪府山岳連盟
大阪府山岳連盟は、健全な登山の普及啓発に努め、登山を通じてスポーツの振興に寄与します。

登山を楽しく安全に

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お役立ち情報:分類一覧

大阪府山岳連盟が主催する講習や研修、またパーソナル山行などの活動報告です。
1年を通じて登山の知識や技術を学ぶ登山教室「山スクール」。 目的別に4クラスに分かれた、それぞれの活動レポートです。
初心者クラスに相当する「トレッキング1クラス」の活動レポートです。
初歩的な経験をされている「トレッキング2クラス」の活動レポートです。
アルパイン登山の基礎を学ぶ「アルパイン1クラス」の活動レポートです。
岩登り、雪山技術の習熟を目指す「アルパイン2クラス」の活動レポートです。

登山を楽しく安全に

「ダイヤモンドトレール」の補修を官民一体で行いました。

「ダイヤモンドトレール」の維持補修を、ダイヤモンドトレール活性化実行委員会(大阪府、奈良県、葛城市)主催で、大阪府山岳連盟、㈱南河内林業など官民が協力し、試験実施として行いました。

今回は、竹内峠から平石峠まで約2kmの、枯れ木・倒木を伐採、撤去し、また数か所の路肩補強を行いました。

4月9日に行われる「チャレンジダイトレ」開催に向け、一部のルートですが歩きやすく、安全になったのではないでしょうか。

今後、この作業内容をベースとして官民一体となって維持補修の在り方を検討し、槇尾山までつなげていく予定。登山道の維持管理にも汗を流してまいります。

活動の様子をぜひ、アルバムでご覧ください。

鈴鹿山系安全登山指導キャンペーンのお手伝いをしました。

11月5日に、鈴鹿山系連絡協議会が主催する「鈴鹿山系安全登山指導キャンペーン」を、御在所岳、雨乞岳の登山口となる、武平峠のトンネル東西で行いました。東側は、三重県山岳・スポーツクライミング協会主管で、また西側を滋賀県山岳連盟主管で実施し、当大阪府山岳連盟は、西側登山口でのキャンペーンのお手伝いをしました。

紅葉も見ごろな絶好のロケーションとなった当日に、登山届の実態調査と啓発、またアンケートによる所持品や意識調査を行い、以下のような所感を得ました。

  • 山行計画書への意識に乏しい方が多い
    • 家族に伝えていても、山行計画書を持っていない方が約70%
  • 用具に対する意識に乏しい方がおられた
    • 雨具は30%、ヘッドランプは50%が不所持
  • 地図に対する意識に乏しい方が多い
    • 初見者が90%なのに、地図・コンパス所有者は60%
    • また自由記述で、テープ表示が不足という意見があり、地図を頼りにせず「テープ」など道標を頼りにしている傾向が伺えた。

以上から、紅葉シーズンを迎え、有名であることなどから、山の実際の難易度と、山登りに対する知識・技術に食い違いがあり、道迷いや滑落など遭難防止に向け、山のグレーディング(難易度の公表)や、具体的な危険度の周知が必要と思われ、そのように主管者に意見を述べました。

2022年度近畿地区自然保護委員連絡協議会・研修会を実施しました。

10月29日~30日の両日、ススキが一面に萌える大和葛城山山上の葛城高原ロッジ研修センターにて、「2022年度近畿地区自然保護委員連絡協議会・研修会」を、大阪府山岳連盟主管で実施しました。

コロナ禍において3年ぶりの研修会となる今回は、野生植物・動物の保護、登山者のマナーなど、原点に戻った協議を行い、一歩ずつではあるが近畿各連盟、JMSCAと連携して、有意義な議論と活動を継続して行なうことで全会一致しました。

参加者は、(一社)日本山岳・スポーツクライミング協会近畿地区所属山岳連盟の自然保護委員長など担当のほか、大阪府(南河内農と緑の総合事務所)、大阪ECO動物海洋専門学校など19名で、特別講師として葛木神社宮司にお越しいただきました。

議事の概要は以下の通りです。(活動の様子がアルバムでご覧になれます。)

  • 基調講演1 ギフチョウの保全活動
    • 大阪府南河内農と緑の総合事務所大阪ECO動物海洋専門学校
  • 基調講演-2 金剛山系について
    • 金剛山葛木神社 葛城裕宮司
  • 自然観察会(ガイドウォーク)
  • 防災と林業の関りについて
    • 元大阪府林業職
  • 各府県の活動報告と課題
    • 近畿地区所属山岳連盟自然保護担当
  • 自然保護委員連絡協議会の今後の活動、事業について
  • 登山口など公共トイレの使用マナーについて
  • 金剛山系における減遭難活動
    • 大阪府山岳連盟

2023年度は、兵庫県山岳連盟主管で実施する予定です。

 

 

〈兵庫県山岳連盟より〉国際山岳医による山の救急法講習会のご案内

大阪府山岳連盟会員・パーソナルメンバー各位

夏山が一息つき、寒暖差の激しくなる秋、そして一段と厳しさ募る冬山の季節を迎えようとしています。そのような折、兵庫県山岳連盟様より10月2日に開催される「国際山岳医による山の救急法講習会」のお誘いをいただきましたのでご案内いたします。安全登山の備えとして、これを機に受講されてはいかがでしょうか。

尚、締め切りが迫っております。お申し込みは開催要項に沿って直接ご担当者宛てにお申込ください。先着順との事ですので、定員に達している際はご容赦ください。どうか宜しくお願いいたします。

国際山岳医による山の救急法講習会開催要項

救急法申込用紙

2022年9月17日

技術遭難対策委員長 村上隆司

〈注意〉シェークスピア氷柱群(奈良県川上村)へ通じる私有地の通行禁止について

今般奈良県川上村において登山者のマナーを発端にした問題が発生し、シェークスピア氷柱群へ通じる私有地へ立ち入らないよう、ワサビ谷環境管理組合より周知徹底の要請が届いています。

大阪府山岳連盟が加盟する「大台ケ原の利用に関する協議会(※)でも問題視され、私達もその要請に賛同します。

以下、ワサビ谷環境管理組合 組合長 安田芳裕様からの要請文を掲載しますのでご一読の上ご理解、ご協力をお願いいたします。

自然保護委員長 田中昭男

(※)「大台ケ原の利用に関する協議会」とは、西大台ケ原利用調整地区の自然環境保全と山岳・観光利用促進の調整を図り、持続可能な利用促進を目的として、環境省、国交省、林野庁、奈良県、上北山等自治体関係、NPO団体、山岳団体等で構成される会議体です。

大阪府山岳連盟では、登山活動の普及とともに遭難対策や自然保護にも取り組んでおり、「大台ケ原の利用に関する協議会」にも加盟し、関係団体と連携を図りながら自然保護に務めています。

 

一般社団法人 大阪府山岳連盟 会員各位

ワサビ谷環境管理組合は、現在のところこの地域の土地管理者に加え、私たち地元を中心とした複数のアウトドアガイド団体が構成員となり運営されています。(*ワサビ谷には複数の地権者がおり、それを管理している方を土地管理者と呼んでおります。)

本年2月1日から、奈良県川上村にあるシェークスピア氷柱群への登山道に無許可での通行禁止の新たな看板を設置致しましたので、皆様への周知を宜しくお願い申し上げます。

以下経緯説明になりますのでご確認ください。

1980年頃から土地管理者の運営するワサビ農園で、葉ワサビの栽培が行われていました。当時、このワサビ農園を保護する目的で、農園入口に立ち入り禁止の看板やゲートが設置されていました。

しかしながら、以前からアイスクライミング等を目的とする登山者が無断で通行する状況が続いていたそうです。葉ワサビの栽培は獣害や盗難の影響で2000年には終了していますが、立ち入り禁止の看板はそのままで、無断通行はしないでほしいという意思に変わりはなかったと伺っております。

我々地元ガイドはこのコースでガイドツアーを開催するにあたり、2015年に土地管理者に通行の許可を打診しました。基本的に立ち入りはして欲しくない場所との事でしたが、地域での活動を応援する意味もあり特別に許可を頂きました。そして危険箇所の迂回路を整備する許可も頂きました。その過程において、老築化して分かりにくい立ち入り禁止の看板を新しくしました。

その後、氷瀑見学を目的とした登山者の数はネットでの情報等で増え続け、ついに本年は路上駐車がバス停を埋めつくし、さらに国道にはみ出すように置かれるぐらい溢れるようになりました。駐車ポイントはトンネルを出てすぐのカーブという危険箇所でもあり、接触事故も起こりました。

また私有地内でトイレのゴミが散見される事もありました。

さらには気軽な装備や知識で立ち入る人も増え、遭難者が出るという最悪の事態が起こってしまいました。

このような状況を至急終息させるために、以前から許可を頂いていた団体を中心にワサビ谷環境管理組合を結成し、新たな看板とロープでのゲートを設置しました。

現在、立ち入り許可を申請する方法についてお問い合わせを複数いただいております。

この件については、もし方法等が決まればワサビ谷環境管理組合のサイトで掲載する予定ですが、方向性もまだ決まっておりません。

まずはさらなる事故やトラブル防止のため、無断立ち入りをする人が居なくなるようにする事を優先します。また今後雪融けがすすめば、山が荒れていないかの確認も必要です。

関西を代表する貴重な自然を守るため、皆様のご協力を宜しくお願い致します。

どうか今しばらく見守っていただけますようお願い申し上げます。

大変申し訳ございませんが、問い合わせについては混乱を避けるためメールのみとさせていただいておりますのでご了承ください。

2022年2月24日
ワサビ谷環境管理組合 組合長
安田 芳裕

連絡先:wasabidani.kankyo@gmail.com

HOME | ワサビ谷環境管理組合 wasabidanikankyo.wixsite.com

〈注意〉大阪府より、冬山登山における注意喚起がされました。

本格的な寒気が押し寄せ、大阪府でも雪山が楽しめるシーズンとなりました。

特に、樹氷が楽しめる金剛山域では年末から積雪があり、多くの登山者で賑わっています。

さて、そのような身近な登山も、事故を起こしてしまえば楽しみも暗転します。特に初心者からベテランまで、登山歴とは関係なく事故が多いのも冬山の特徴です。今一度気を引き締め、安全登山で冬山を満喫しましょう!

そのような中、大阪府から冬山登山における注意について喚起されました。

登山者必見!!

【心得その1】事前準備を怠ることなかれ

【心得その2】登山当日も油断するべからず

と、冬山における注意点が解説されていますので、ぜひ一度ご覧になってください。

『冬山登山における注意について』

 

またこのHPでも、安全登山へのポイントを7つに絞ってわかりやすく解説しています。併せてご覧ください。

『冬ならではの7つのチェックポイント』

 安全登山で、楽しい冬山を!!

「冬ならではの7つのチェックポイント」を掲載しました。

安全登山が私たちの願い、このコーナーでは、すべての登山者皆様の安全登山に役立つ情報、アドバイスをお届けしていまります。

初回は、冬の近郊登山での注意点を「7つのチェックポイント」にまとめました

特に初級者の方に向けて優しく解説していますので、お役立ていただき、楽しい冬の登山を満喫ください。(山岳おおさか226号の再掲載です。)