一般社団法人 大阪府山岳連盟
大阪府山岳連盟は、健全な登山の普及啓発に努め、登山を通じてスポーツの振興に寄与します。

〈終了〉第31回藤木祭【10月1日】

〈終了〉第31回藤木祭【10月1日】
〈終了〉第31回藤木祭【10月1日】
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〈終了〉第31回藤木祭【10月1日】

日本の登攀技術の基礎作りをされ、日本初のロッククライミングを目的とした山岳会RCC(ロック・クライミング・クラブ)設立をはじめ、六甲のロックガーデン名付け親である藤木九三氏を偲び、登山の発展と安全を祈る「第31回藤木祭」を開催します。

  • 日時:2023年10月1日(日)13時から(雨天決行)
  • 場所:芦屋、高座の滝前広場
  • 主催:3団体共催
    • (公社)日本山岳会関西支部
    • (一社)大阪府山岳連盟
    • 兵庫県山岳連盟
  • 主催者(大阪府山岳連盟など)会員は自由に参加できます。

開催の趣旨

皆さんは新田次郎の「孤高の人」を読まれたことがあるでしょうか。孤高の登山家で若くして槍ヶ岳の北鎌尾根で亡くなった加藤文太郎をモデルにした小説です。その中に加藤文太郎をヒマラヤ登山へ誘った藤沢久造という関西登山界の重鎮が登場します。これは藤木九三氏をモデルにしたものと思われます。
藤木九三氏は1924年(大正13年)にロック・クライミング・クラブ(RCC)を設立し、岩場の開拓、岩登技術の基礎作りをされました。ロックガーデンを開拓されて多くの登山家を育てられました。また山岳詩人として優れた詩や著書を残され、我が国を代表する登山家であり、指導者でした。
この大きな功績と人柄を慕い、この高座の滝にレリーフが建設され、1963年(昭和38年)5月12日に藤木九三氏も出席され、約200人の岳人が集い、盛大に除幕式が行われました。
藤木祭は藤木氏が逝去された後、1989年(平成1年)より登山の発展と安全を祈る場として開催されてきました。
安全登山を推進するために「山登りなんでも相談所」を設けて、皆さんの山登りの悩みや
不安に応えていきますので、遠慮なくなんでもご相談ください。

藤木祭開催に備え、レリーフの清掃を行いました。

藤木九三氏略歴

  • 1887年(明治20年)9月30日京都府福知山市で薬種商を営む藤木喜兵衛氏の6男として誕生。
  • 1915年(大正4年)朝日新聞社に入社。
  • 1925年(大正14年)北アルプス穂高岳滝谷の初登攀に成功。
  • 1926年(大正15年)秩父宮殿下のスイス・アルプス登山に随行。
  • 1935年(昭和10年)京都大学山岳部の朝鮮中国国境にある白頭山冬季遠征に記者として参加。
  • 1965年(昭和40年)日本山岳会名誉会員。
  • 1970年(昭和45年)12月11日逝去。

「屋上登攀者」、「岩登り術」など多くの著書がある。

(一般ハイカーの方へお詫びとお願い)藤木祭開催中は高座の滝前広場が通行しにくくなります。ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、ご理解の上何卒ご容赦ください。

第30回藤木祭の様子が下記アルバムよりご覧になれます。

https://photos.app.goo.gl/TsNpLgzxAKYyU6DT9

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