金剛山系での道迷い、滑落遭難、転倒事故などの事故を減らす目的として、(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会遭難対策委員会と当府岳連が協力し、金剛山安全対策推進連絡会*がまとめている事故情報を基に、事故多発箇所の一つである「ツツジオ谷」「妙見谷」に至る分岐点を中心に啓発看板を設置いたしました。
ツツジオ谷は、2024年2月に起きた約20mの滑落事故(ヘリにて救出)を始めとして、過去には死亡事故につながるなど、四季や重軽を問わず事故の絶えない箇所です。また妙見谷も同様で、特に文珠尾からの下りで分岐を誤り、滑落や道迷い遭難につながる事例がみられます。
身近な山だと甘く見ず、慎重な行動を心掛けて安全登山で金剛山を楽しみましょう。
*金剛山安全対策推進連絡会:金剛山を取巻く自治体、警察、消防、山岳関係など14団体が協力し、減遭難を目的とした活動を行っている連絡会
- J25-01:タカハタ道入り口から松の木尾根へは、J25-01の看板約10m手前を尾根側に取付いてください。
- J25-03:腰折滝取付きとなる岩場から松の木尾根へ登るのは、道が不明瞭なうえ崩れやすく大変危険です。
- J25-01まで引き返し、松の木尾根に取付いてください。